すべては心の育ちのために
ひとりひとりに目を配り、耳を澄ませ、心の動きを感じとる。
五感のすべてで、こどもの「心の育ち」を見守る旭幼稚園です。
異年齢の子どもたちが、共に育ちあう時間。
縦割自由保育で、生きる力を育む。
「そのままの自分でいい」
自分を認め、受け入れる。
百年を超える年月を神様に見守られて…。
当園の「縦割自由保育」は、子どもが「自由な発想・自由な行動を子ども自ら主体的に獲得するための保育」です。各クラスは年齢別ではなく、3・4・5歳児で1つのクラスとし、一緒に生活します。異年齢と関わりあいながら、自由な遊びを通して、互いに影響を受けあいながら心も体も育ち合います。※2歳児は個人差が豊かな時期。クローバーの部屋で同年齢の出会いを大いに経験していきます。
キリスト教に基づき、神様から愛されているという「絶対的肯定感」の中で、ありのままの自分で良いという自己肯定感を養うことができます。そして、自分と同じように人を愛する心、大自然の賜物に感謝し、命を大切にする心を育てます。
子どもたちはそれぞれに、一人ひとりの世界を持っています。お友達や保育者との出会いを通じて、その世界が広がっていきます。違っているのは当たり前。保育者は伸びてゆく力を信じて、一人ひとり受け入れ、促し、後押しをして、持ち味を大切に、広がる世界を共に喜びます。2歳は2歳を、3歳は3歳を、4歳は4歳を、5歳は5歳をしっかりと生きる。それを促す保育です。きっとそれが何十年も先の将来の「生きる力」となることを信じて。
家族が子どものために作るお弁当は、家族と子どもを繋ぐ大切な役割を果たします。特別な食材は必要ありません。手作りのお弁当は子どもに安らぎを与え、空になったお弁当箱は、その日どんな1日を過ごしてきたのかを家族に教えてくれます。当園では、お弁当を持って子どもたちが自由に場所を決めて食事をとります。そのため、お弁当は持ち運びにも優れ、子どもの自主性を支える一つの要素にもなっているのです。毎日は作ることが難しい時は、給食を選択することができます。気軽な気持ちで、子どもの「お弁当生活」を始めてみませんか?
当園は今から百年以上前の、1898年9月に創立されました。
当時の県町教会婦人会員の千葉綾子さんが、長野に女学校を開設しようと訪れた婦人宣教師ミス・イザベラ・ハーグレーブに「長野に幼稚園の設立を」と強く勧めたことが始まりです。はじめは、ベビーオルガンと小さなテーブルと、2脚の椅子しかなかった教会の一室に、先生用の高い机、園児用の机を幾つか並べました。
開園式当日は、数人の教会員と牧師夫妻、千葉婦人、そして7人の園児、二人の宣教師、1人の日本人教師が教会堂に集まったそうです。
当時の日本では、まだ幼稚園は一般的ではありませんでした。
そんな時代に、「子どもたちのための真の教育」を願って、設立されたのです。
旭幼稚園創設期の人びと(明治33年頃)
初代園長ハーグレーブ(明治43年)
住所 〒380-0803 長野市三輪4-1-32
TEL 026-232-4363